ティオデンタルオフィス渋谷院|渋谷・松濤・神山町・富ヶ谷エリアの総合歯科|顎関節・咬み合わせ治療

LINE予約
WEB予約

DENTAL BITE

顎関節・
咬み合わせ治療

咬み合わせは、健康を支える“土台”です
確かな理論に基づいた治療で、
理想的な咬合バランスを実現します

くり返すむし歯やあごの痛みなどの原因は、咬み合わせの乱れに起因している場合があります。当院では、精密な診断に基づき、咬み合わせを理想的なバランスへ整える治療を行っています。歯や顎関節への負担を軽減し、「しっかり咬める状態」へ導くことで、機能面・健康面・審美面のすべてにおいて、さまざまなメリットが期待できます。

なぜ、“咬み合わせ”が大切なのか
全身の健康に関わる咬合バランス

咬み合わせが乱れると、身体は無意識にバランスを取ろうとし、骨格のゆがみを招くことがあります。その結果、歯の摩耗や欠け、顎関節症、肩こり・頭痛、不眠、自律神経の乱れなど、全身に及ぶ不調につながることも少なくありません。
咬み合わせを適正に整えることで口腔機能が安定し、全身のコンディション維持にも良い影響をもたらすことが報告されています。

こんな症状は、
咬み合わせの乱れが原因かもしれません

歯みがきをしているのに
むし歯を繰り返す

知覚過敏が治らない

歯の根元が
くさび状に欠ける

詰め物・被せ物が
すぐ取れる

よく眠れない

起床時にあごが
疲れている

他にも、肩こり・頭痛・腰痛、耳鼻咽喉の不調や自律神経の乱れ(気分障害など)と
関連している場合があります。
いろいろな病院や診療科に行ったけど原因がわからない不調が、
咬み合わせに起因していたというケースも少なくありません。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)と
咬み合わせの関係

ブラキシズムとは

ブラキシズムとは、睡眠中や覚醒時に無意識に歯を強く咬みしめたり、こすり合わせたりする習慣のことで、一般的には「歯ぎしり」や「食いしばり」と呼ばれます。この習慣は、歯や顎関節、咀嚼筋に過剰な負担を与えることがあり、放置すると歯のすり減り(咬耗)、歯の破折、詰め物・被せ物の脱離、知覚過敏、さらには顎関節症などを引き起こす要因となります。しかし、ブラキシズムは正しく機能すれば身体にとって必要な生理現象でもあるため、ただ止めればよいというものではなく、正しい咬み合わせのもとで行われることが理想的だといえます。

Column

咬み合わせを整えれば、
ブラキシズムは“味方”になる

ブラキシズムは、咬み合わせの状態によってその作用が大きく変わります。咬み合わせが乱れていると歯や顎関節への負担が増し、不調の原因となりますが、正しい咬み合わせが整っている状態では、身体にとってプラスに働く生理的な機能として作用します。

正しい咬み合わせで発揮される
ブラキシズムのメリット

ストレスを発散する働き
無意識下で咬むことで心身の緊張をゆるめ、ストレスを軽減するとされています。
睡眠リズム(睡眠サイクル)を整えるサポート
浅い眠りのタイミングで起こることで、睡眠リズムを整える役割があるといわれています。
あごや周囲筋肉のトレーニング効果
適度な刺激があご周りの筋肉を活性化し、正常な機能の維持に役立ちます。
歯や神経の活性化
咬む刺激が歯の神経を活性化し、歯の健康維持に寄与します。

ティオデンタルオフィスの
ブラキシズムへの考え方

ティオデンタルオフィス 渋谷院
院長 小松 裕

「ブラキシズム=悪」ではありません
身体が本来持つ自然な機能を活かすアプローチを大切に

ブラキシズムは「悪い癖」として語られることが多いものの、実は身体が本来もつ生理的な働きの一つでもあります。睡眠中の歯ぎしりや食いしばりには、精神的ストレスや緊張を無意識に発散し、交感神経の過活動を抑えて脳の覚醒レベルを調整するという役割があるといわれています。そのため、強いストレスや不安を抱えている時期にブラキシズムが増えるのは、身体が自らバランスを取ろうとする心理的防衛反応の一種とも考えられます。当院では、こうしたブラキシズムを無理に抑え込むのではなく、負担の少ない形で適切に機能させることを重視しています。マウスピースの装着や、矯正治療による咬み合わせの改善、ワックスアップによる歯の形態調整などを行い、咬合力を分散させることで、生理的に“スムーズなブラキシズム”へ導く治療を行っています。

スムーズなブラキシズムへと導く
5つのアプローチ

睡眠時の
マウスピース装着

睡眠時のマウスピース装着

睡眠時にマウスピースを装着し、歯や顎関節への負担を軽減します。

矯正治療で咬み合わせを
整える

矯正治療で咬み合わせを整える

歯が互い違いに接触する「1歯対2歯」の構造で機能的安定を確保します。

被せ物で歯の形態を修正

被せ物で歯の形態を修正

被せ物によって歯の形や高さを整え、機能的で安定した咬み合わせを再構築します。

擦り減った歯を修復

擦り減った歯を修復

ブラキシズムによって擦り減った歯を修復し、咬み合わせのバランスを回復します。

咬合調整(削合)による
微調整

咬合調整(削合)による微調整

歯の高い部分をわずかに削り、咬み合わせのずれや干渉を整える、応急的な処置です。

当院では、患者様のお口の状態や生活背景、ご希望を丁寧にお伺いし、
将来を見据えた咬み合わせ治療をご提案いたします。
お悩みに寄り添い、無理のない治療計画を大切にしています。

理想的な咬み合わせとは?

シークエンシャル咬合を目指して

シークエンシャル咬合とは、1981年にウィーン大学歯学部のルドルフ・スラヴィチェック教授が提唱した咬合理論です。単に「咬めるようにする」ことを目的とするのではなく、咀嚼時の歯の接触順序や力の流れ、さらには歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)や、唇や舌の癖といった無意識の動きまでを考慮した、より実践的で科学的なアプローチです。当院では、この理論に基づき、機能と調和のとれた咬み合わせを目指した治療を行っています。

Column

咬み合わせの安定は犬歯から

咬み合わせの安定は犬歯から

正しい咬み合わせでは、あごを横に動かしたときにスムーズで機能的な動き(側方運動)が行われます。上下の歯を咬んだまま横にスライドさせると、奥歯から前歯にかけて順に離れ(⑦→⑥→⑤→④→③)、最終的に犬歯だけが軽く接触します。犬歯は歯の中で最も根が長く丈夫なため、あごの動きを導きながら力を分散し、奥歯や顎関節への負担を防ぐ役割を担っています。犬歯を中心に調和のとれた動きを保つことが、全体の咬み合わせを安定させる鍵となります。

精密検査に基づく、質の高い咬み合わせ治療

精密検査に基づく、質の高い咬み合わせ治療

当院では、咬み合わせ治療において丁寧かつ精密な検査を行っています。レントゲン、口腔内写真、歯列模型、歯周病検査に加え、セファロ(頭部X線規格写真)で骨格的バランスや咬合角度を評価し、CADIAX(キャディアックス)やSAM咬合器を用いて上下の咬合関係やあごの動きを立体的に分析します。これらのデータをもとに、保険診療で対応できるか、矯正・補綴・インプラントが必要かを判断し、最適な治療方針をご提案します。

先進機器「CADIAX」導入で、
顎機能を精密解析

顎機能検査装置 CADIAX(キャディアックス)

あごの動きを3D解析し可視化
科学的な咬合分析で理想的な咬合バランスへ

当院では、あごの動きを3次元的に記録・解析する顎機能検査装置「CADIAX(キャディアックス)」を導入しています。開閉口や左右・前後の細かな動きをミクロン単位で計測し、顎関節や咬み合わせの状態を精密に把握することが可能です。取得したデータをもとに、骨格や関節の動き、咀嚼時の運動パターンを立体的に評価し、診断の精度を高めるとともに、より適切な治療計画の立案につなげています。

睡眠中の咬み合わせの実態を捉える
「ブラックスチェッカー」

ブラックスチェッカー

寝ている間の歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム)は、無意識下で強い力が加わるため、歯や顎関節に大きな負担をかけます。「ブラックスチェッカー」は、薄いフィルムを装着して歯ぎしりの痕跡を記録する検査法で、どの歯に力が集中しているかを可視化できます。得られたデータは、マウスピースや矯正、補綴などの咬み合わせ治療の計画にも役立ち、負担を抑えた精密な治療につながります。

当院の咬み合わせ治療

マウスピース治療

マウスピース治療

就寝時に「スタビライザーハードスプリント」というレジン製マウスピースを装着することで、咬み合わせを安定させることを目的としています。咬合のズレや不均衡によって生じる顎関節や咀嚼筋の緊張を緩和し、顎位を正しい位置に導くことで、顎関節症や食いしばりなどの症状改善にも役立ちます。

機能的矯正治療(GEAW法)

機能的矯正治療(GEAW法)

歯並びの見た目だけでなく、あごの成長や筋肉・関節など、口腔全体の機能を整えることを目的とした矯正治療です。筋肉や舌の動き、呼吸、姿勢などのバランスを改善することで、自然なあごの発育と咬み合わせの調和へと導きます。また、顎関節症の症状緩和にも役立つことが期待される治療法です。

症例

審美的な改善も期待できますが、咬み合わせやあごの動きを重視した矯正治療です。当院では、目立ちにくい装置やワイヤーを採用し、治療中の見た目にも配慮しています。

多数歯補綴治療

多数歯補綴治療

複数の歯を連続して修復・再構成することで、全体の咬合バランスを整えます。単に歯の形や見た目を整えるのではなく、機能的で安定した咬み合わせ(シークエンシャル咬合)となるよう、精密な咬合設計のもとで被せ物を製作・装着します。

症例

摩耗や破折が見られる歯に対しては、被せ物による補綴治療を行います。
咬み合わせのバランスを再構築することで顎関節や咀嚼筋への負担を軽減します。

咬み合わせ治療の流れ

カウンセリング

カウンセリング

患者様の症状やお困りごと、生活習慣について丁寧にお伺いします。
歯科医師・歯科衛生士が現状と原因を確認し、今後の検査や治療の進め方をご説明いたします。

精密検査

精密検査

レントゲン撮影や口腔内写真、歯列模型の分析、歯周病検査などを行い、咬み合わせや顎関節の状態を詳しく確認します。
必要に応じて、矯正治療をご提案する場合があります。

治療開始

治療開始

検査結果をもとに治療計画を立案し、治療期間や使用装置、治療のゴールをご説明します。
患者様と相談しながら無理のないペースで進め、段階的に咬み合わせを整えていきます。

治療完了・経過観察

治療完了・経過観察

咬み合わせ治療は、経過を見ながら調整を重ねることが大切です。
治療完了後も検査や問診を行い、改善状況を確認します。
必要に応じて微調整を行い、長期的な安定をサポートします。

原因を見極めたアプローチのために

咬み合わせ治療では、咬み合わせを乱す原因を精確に見極めることが重要です。当院では初診時には精密検査を行い、歯科医師が咬合・骨格・筋肉などを多角的に分析。そのうえで、保険診療で対応できるか、矯正・補綴・インプラントが必要かなどを判断し、患者様に最適な治療計画をご提案します。

精密検査時に確認するポイント

  • 保険診療の範囲内で治療が可能かどうか
  • 矯正治療が必要か、または補綴治療で改善できるか
  • インプラント治療が必要か
  • 歯のすり減りによって咬合高径(咬み合わせの高さ)が低下していないか
  • 骨格と咬合平面(咬み合わせの傾き)が適正か

顎関節症にお悩みの方へ

顎関節症にお悩みの方へ

顎関節症は、顎関節や周囲の筋肉に痛みや違和感が生じ、関節音や顎関節症(顎関節内障)などの機能障害を伴う疾患です。主な要因として、咬み合わせの不調和や歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)が挙げられ、咬み合わせが不安定な場合、あごの動きが妨げられ、症状を悪化させることがあります。当院では、精密な咬合分析によりあごの動きや関節位置を客観的に解析し、適正化することで、症状の緩和・改善を図ります。

あごが痛い

口を開けると
音が鳴る

口を大きく
開けられない

あごが疲れる

咬み合わせに不調を感じる方や、咬む位置が定まらずお困りの方、あごの症状でお悩みの方は、
どうぞ一度ご相談ください。お一人おひとりに合わせた咬み合わせ治療をご提案いたします。

咬み合わせ治療/
顎関節症治療

03-6407-8913

【診療日】10:00~13:00/14:00~18:30
【休診日】火・日・祝

咬み合わせ治療・顎関節症治療に関するご相談やご質問がございましたら、お気軽にお電話ください。また、WEB・LINE予約による初診相談も承っておりますので、ぜひご利用ください。

TEL

WEB予約

LINE予約