成人歯列矯正
将来の咬み合わせと健康までを考えて
小臼歯の役割に着目した成人矯正
当院では、小臼歯の重要性に着目し、その機能を活かしながら理想的な咬み合わせを目指します。大切な歯をできるだけ抜かず、骨を切るような外科的手術も極力回避しながら、患者様お一人おひとりに合わせた矯正治療をご提案しています。
小臼歯の重要性
小臼歯を抜歯しないのは、小臼歯が咬み合わせを支えるうえで重要な役割を担う歯であると考えているからです。不正歯列の主な原因は、小臼歯そのものではなく、奥歯(6番・7番・親知らず)のスペース不足によって生じる、前後的・上下的な顎の窮屈さにあります。
この顎全体のバランスを整えることが、咬み合わせの改善につながります。実際には、小臼歯(4番・5番)の存在が不正歯列の原因となっているケースはほとんどありません。
小臼歯は前歯と奥歯をつなぎ、咬む力を分散させることで、安定した咬み合わせを保つために欠かせない歯です。
Teoデンタルオフィスの成人歯列矯正では、こうした考えのもと、小臼歯を抜歯しない矯正治療を基本方針としています。
見た目の美しさだけでなく、顎の動きや将来的なトラブルを起こしにくい咬み合わせをつくることも、矯正治療の大切な目的だと考えています。
小臼歯を抜かない矯正治療のメリット
抜歯矯正で改善できること
歯並び
デコボコした歯列を整え、自然で美しいアーチラインに導きます。
見た目
出っ歯や受け口などの口元のバランスを整え、理想的なリップラインへ。
非抜歯矯正で改善できること
咬み合わせ
歯の傾斜や上下の位置関係を正しく調整し、機能的な咬合を実現します。
歯ぎしり
(ブラキシズム)
睡眠時に行われる生理的な咬合運動を安定させ、過度な負担を軽減します。
骨格に合わせた咬合
あごの動きや骨格の特性に調和した、自然でスムーズな咬み合わせを形成します。
顎関節症の改善・予防
あごの動きや骨格の特性に調和した、自然でスムーズな咬み合わせを形成します。
舌の位置と口腔底の広さ
適切な歯列の拡がりにより、舌の位置が安定し、口腔機能全体がスムーズになります。
後戻りしない安定性
骨格と咬合の調和を図ることで、矯正後も長期的に安定した歯並びを維持できます。
小臼歯を活かした矯正治療で、美しい歯並びと理想的な咬み合わせの改善が叶います。
症例
症例1
| 21歳女性 |
| 主訴 |
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| 治療方法 |
唇側ブラケット矯正( GEAW法 )、小臼歯非抜歯 |
| 治療期間 |
1年2ヵ月 |
| 通院回数 |
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| 価格 |
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| リスク・副作用 |
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| ポイント |
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症例2
| 30代女性 |
| 主訴 |
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| 治療方法 |
唇側ブラケット矯正( GEAW法 )、小臼歯非抜歯 |
| 治療期間 |
1年3ヵ月 |
| 通院回数 |
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| 価格 |
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| リスク・副作用 |
|
| ポイント |
歯の傾き、捻じれ、後方移動、垂直的移動により小臼歯非抜歯でもきれいな歯並びになります。前方に突出した顔貌になりません。また、顎の動きも考慮した歯並びになります。 |
咬み合わせと顎関節までを考えた
矯正治療
歯並びの美しさだけでなく、顎関節や筋肉の健康にも深く関わる「咬み合わせ」。当院では、顎関節の動きを精密に解析するドイツ製機器「Cadiax(キャディアックス)」を導入し、あごの動きや位置関係を科学的に評価しています。さらに、歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)などの要因も考慮し、顎関節や筋肉の状態を踏まえた治療計画を立案。顎関節症の改善や予防にもつながる、機能的で精度の高い矯正治療を実現しています。
顎機能検査装置「CADIAX」を詳しく
親知らずの早期の抜歯で、
咬み合わせの乱れを予防
現代人はあごが小さいため、親知らずが正しく生えるスペースがないことがほとんどです。そのまま放置すると、炎症や痛み、歯並びの乱れを引き起こす原因となることがあります。そのため当院では、症状が出る前の早期抜歯を推奨しています。抜歯の際は、最新の歯科用CT「Axeos(アクセオス)」により神経や血管の位置を精密に確認し、難症例にも安全に対応しています。
歯科用CT「Axeos」を詳しく
矯正装置の種類
唇側ブラケット矯正
(固定式装置)
歯の表側に小さな装置(ブラケット)を取り付け、ワイヤーの力で歯を少しずつ動かす矯正方法です。当院では、透明なセラミックブラケットと白いワイヤーを使用し、装置の見た目による違和感をできるだけ抑えています。
特長
- もっとも一般的な矯正方法
- 歯を前後・上下・左右に自在に移動
- 複雑な歯並びの改善にも対応可能
- 精密で効果の高い治療が行える
- 目立ちにくい装置で矯正中の見た目にも配慮
マウスピース矯正
透明なマウスピース型の装置で、歯並びを少しずつ整える矯正方法です。目立ちにくく取り外しができるため清潔に保ちやすい一方で、装着時間などの自己管理が治療の進行に大きく影響します。
特長
- 装置が透明で目立ちにくい
- 食事や歯みがきの際に取り外しが可能
- 「インビザライン」や「ASOアライナー」を使用
- 1日18時間以上の装着が必要(自己管理が重要)
- 軽度~中等度の歯並びの改善に適している
舌側矯正(固定式装置)
歯の裏側に小さな装置(ブラケット)を取り付け、ワイヤーで歯を動かす矯正方法です。表からは見えにくいため、人前に出る機会の多い方にも選ばれています。
特長
- 装置が外から見えにくい
- 歯の後方や横方向への「水平的な移動」が中心
- あごの位置を大きく変えることはできない
- 症例によっては小臼歯を抜歯する場合がある
- 治療中の審美性を重視される方に人気
コンビネーション矯正
唇側ブラケット矯正、舌側矯正、マウスピース矯正を組み合わせて行う治療です。症例やライフスタイルに合わせて柔軟に対応でき、見た目と機能の両立を目指します。
組み合わせ例①
治療の序盤は唇側ブラケットでしっかりと歯を動かし、中盤〜終盤にマウスピース矯正へ移行。治療期間の短縮と、装置装着期間の軽減を図ります。
組み合わせ例②
目立ちやすい上顎は舌側矯正、目立ちにくい下顎は唇側ブラケットを使用。費用を抑えながら、できるだけ目立たない矯正治療を実現します。
部分矯正
唇側ブラケット、舌側ブラケット、またはマウスピースのいずれかを使用し、前歯など、気になる一部の歯だけを整える矯正方法です。
特長
- 短期間で見た目を整えたい方や、軽度の歯並びの乱れに対応
- 費用や負担を抑えたい方にも適している
- 咬み合わせなど根本的な原因がある場合は、治療範囲が広がることもある
患者様のご希望やお口の状態に合わせて、
見た目・機能・ライフスタイルのバランスを考慮した治療法をご提案いたします。
治療の流れ
無料相談
歯並びや咬み合わせのお悩み、顎関節の痛み・違和感、姿勢や全身の不調などについて丁寧にお伺いします。矯正治療が必要かどうか、また治療期間・費用・装置の種類などについてもわかりやすくご説明いたします。
検査
お口や全身の状態を精密に把握するため、歯列・咬合・顎関節・姿勢などを多角的に検査します。得られたデータをもとに、科学的根拠に基づいた治療計画を立案します。
分析・診断
矯正治療(動的治療)の開始
歯を少しずつ動かして、理想的な歯並びと咬み合わせをつくる治療を行います。患者様の症状やご希望に合わせて、ブラケット矯正・マウスピース矯正・舌側矯正など、適切な治療法をご提案します。
- 通院は3〜4週間に1度のペース
- 治療期間は6か月~2年程度
保定矯正治療
リテーナー(保定装置)と呼ばれる取り外し式または固定式の装置を使い、歯並びを安定させます。保定期間中は、定期的に通院していただき、歯の位置や咬み合わせの状態を確認します。
矯正治療終了
小児歯列矯正
歯の生え変わり時期を利用して、
正常な成長を促します
あごの成長を活かして整える
未来へつながる口腔環境づくり
お子様の矯正では、成長期のあごの発育を利用して、歯並びや咬み合わせをより良い方向へ導きます。当院では、歯の役割を守りながら、中切歯・側切歯・第一大臼歯を正しい位置に整えることで、永久歯が自然に並ぶようサポートしています。見た目だけでなく、健やかな成長とお口の機能の調和を大切にしています。
小児矯正のメリット
成長・発育を正しく導く
- あごや歯、筋肉などの発育をバランスよく整える
- あごの骨を広げ、永久歯の並ぶスペースを確保
- 顎関節の発達を助け、将来の顎関節症を予防
顔や体の成長も正しい方向へ導きます。
心の成長と自己肯定感を育てる
- 見た目へのコンプレックスを解消
- 思春期前に整えることで、笑顔と自信を育む
お子様の“心の発達”にも良い影響を与えます。
治療を効率的に進められる
- 成長期の骨は動きやすいため治療がスムーズ
- 痛みや負担が少なく、短期間で効果を実感
しやすい
- 成長段階に合った装置を選べる
- 成人矯正に比べ、通院期間・費用の負担が少ない
将来的な治療の負担を軽減することができます。
将来のトラブルを防ぐ
- 早期の治療で、不正咬合の悪化を防止
- むし歯や歯周病の予防につながる
- 不正咬合による歯の外傷を防ぐ
- 矯正後の後戻りが少なく、安定した歯並びを維持
お口の健康を守り、一生ものの美しい歯並びへ。
当院が考える小児矯正の目的とは
小児矯正の目的は、歯の正しい役割を守りながら、
成長期の骨や筋肉の発育を適切に導くことにあります。
中切歯・側切歯・第一大臼歯を理想的な位置へ導くことで、
後から生えてくる永久歯が自然に並び、
健やかな咬み合わせと美しい歯並びへとつなげます。
小児期の理想的な歯並び
5歳 永久歯の萌出前
7歳 永久歯の萌出中
小児期の歯並びは、歯と歯の間に少し隙間がある状態が理想的です。一見「すきっ歯」に見えても、これは永久歯が正しく生えてくるための大切なスペース。将来の歯の重なりや乱れを防ぐための、健全な歯並びです。
Column
お子様の矯正治療開始時期の考え方
矯正治療は永久歯が生えそろう前の5〜7歳ごろから始めるのが効果的です。不正歯列のまま成長すると、骨や筋肉が歯並びに合わせて発達し、顎関節症や姿勢のバランス不良を引き起こすことがあります。特に反対咬合(受け口)は3〜4歳からの早期改善が重要です。経過観察のみでは症状が進行したり、治療が複雑化したりする場合もあります。
症例
| 7歳女児 反対咬合(受け口) |
| 主訴 |
上顎前方牽引装置と急速拡大装置を使用し、被蓋関係を改善したのち、取り外し式の矯正装置で歯列を整えました。小児矯正(Ⅰ期治療)のみで良好な改善が得られました。 |
| 治療方法 |
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| 治療期間 |
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| 通院回数 |
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| 価格 |
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| リスク・副作用 |
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| ポイント |
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治療の流れ
無料相談
お子様のお口や歯並びで気になることをお伺いし、口腔内の現状と今後の成長予測についてご説明します。治療方法・期間・費用などもわかりやすくお話しします。
検査
レントゲン撮影やお口・お顔の写真撮影、歯型の採取、咬合・むし歯・歯周の検査を行います。コンピューター分析を用いて、最適な治療計画を立案します。
※むし歯がある場合は、矯正治療前に治療を行います。
分析・診断
検査結果をもとに治療計画をご提案し、保護者の方の同意のもとで治療プログラムを決定します。
Ⅰ期治療
歯型を採取し、矯正装置を作製します。お子様の性格やライフスタイル、症状に合わせて、取り外し式または固定式の装置を選択します。
再検査
治療の進行に応じて歯並びの再検査を行い、経過観察や新しい装置への移行、治療終了のタイミングを判断します。
経過観察
装置を外し、永久歯がすべて生えそろうまで経過を観察します。必要に応じて新たな装置を使用し、前歯の角度や奥歯の高さを調整して永久歯の萌出をサポートします。※状況により「2×4法(DBS)」を用いた治療を行うことがあります(小児矯正に含まれます)。
再評価
成人矯正(Ⅱ期治療)への移行や治療終了の時期を判断します。
Column
2×4法(DBS)ってどんな治療?
「2×4法(DBS)」とは、小児期に前歯の歯並びや咬み合わせを整えるための部分矯正です。上下4本の前歯にブラケットを装着し、奥歯2本にワイヤーを固定して歯の位置を細かくコントロールします。永久歯が生えそろう前に前歯の角度や奥歯の高さを調整することで、萌出の誘導と将来的な歯並び・咬み合わせの安定を目指します。
小児矯正の種類
3~5歳未満
トレーニング治療
指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖を改善しするトレーニングを行い、正しいお口の機能を育てます。
ムーシールド(受け口治療)
就寝時にマウスピース型の装置を装着し、口腔周囲の筋肉バランスを整えることで、反対咬合の改善を図ります。
5~10歳未満
可撤式床矯正装置治療
取り外し式の装置であごの成長を促し、歯がきれいに並ぶスペースを確保します。
固定式矯正装置
歯に装置を固定し、ワイヤーで少しずつ移動させます。歯列を効率的に整えます。
咬合の挙上と前方誘導治療
(オーバーレイ)
奥歯の高さを調整し、下あごを自然に前方へ導いて受け口を改善します。
10歳以上
Ⅱ期治療
永久歯がそろってから行う、本格的な矯正治療です。
永久歯埋伏歯矯正
骨の中に埋まった歯を引き出し、正しい位置に整えます。
過剰歯抜歯
余分な歯を抜いて、永久歯が正しい位置に生えるよう導きます。
小帯切除術
舌や唇の動きを妨げる小帯を切除し、正しい発音や機能を促します。